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CDSWI
金谷 裕司
1
,
竹下 克志
1
,
紺野 啓
2
,
谷口 信行
2
,
山越 芳樹
3
1自治医科大学整形外科
2自治医科大学臨床検査医学
3群馬大学理工学府
pp.970-970
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_970
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X線,CT,MRIや超音波検査といった画像による形態診断は重要であり,その画像解像度や機器の機能は日々進化している.ところが,組織性状に関しては,病変部を摘出し,顕微鏡などで評価をする生検が主流であり侵襲的な方法しかなかった.しかし近年,組織の硬さを評価できるエラストグラフィが実用化された.これらは,古くから触診が行われていた乳癌や前立腺癌,また肝硬変などの疾病による硬さの変化を伴うことを利用した診察方法であり,エラストグラフィにより硬さの定量化が可能となったことで,その有用性が報告1,2)されるようになった.
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