特集 大人医師の復習帳―昔の常識,今でも大丈夫?
第8章 神経
[重症筋無力症]患者のQOLやメンタルヘルスを第一に考える
岩佐 和夫
1
1石川県立看護大学 健康科学講座
pp.834-838
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_834
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重症筋無力症の今昔
かつての重症筋無力症(MG)の治療は,拡大胸腺摘除術を行い,それに続いて糖質コルチコイドの漸増法による大量投与が一般的でした.現在では,多くの全身型MGの症例では,経口糖質コルチコイド投与は少量に留め,診断早期からカルシニューリン阻害薬などの免疫抑制薬を併用し,必要に応じ症状を軽減させるための早期速効型治療(血漿浄化療法,免疫グロブリン静注療法,メチルプレドニゾロン静脈内投与)を積極的に行う治療が一般的となっています.また,分子標的治療薬の登場により,MG治療法の考え方は大きく変化しています.

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