書評
今夜からもう困らない! 夜の症状緩和
藤沼 康樹
1
1医療福祉生協連家庭医療学開発センター センター長
pp.687-687
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_687
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- 文献概要
16世紀のフランスの外科医Paréの言葉とされる格言「to cure sometimes, to relieve often, to comfort always~時に癒し,しばしば和らげ,常に慰む」は,今なお医療現場に身を置く者にとって金言である.1996年のHastings Centerが発表した「Goals of Medicine(医療の目標)」でも,最重要事項として痛みなどの症状や「つらさ」の緩和があげられている.緩和医学の知識や技術は,緩和ケア専門医のためだけでなく,すべての医師が基本的素養として身につけるべき普遍的なものといえるだろう.
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