書評
もう迷わない!外来インスリン療法マスターブック(改訂第2版)―GLP-1受容体作動薬,配合剤も含めたマネージメント
綿田 裕孝
1
1順天堂大学大学院代謝内分泌内科学 教授
pp.405-405
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_405
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- 文献概要
糖尿病治療におけるインスリン療法は大きく変化した.1990年代前半までは,インスリン注射が必要になった場合には,入院してインスリン導入することが多かった.入院が難しく外来でインスリン導入する場合には,ミックス製剤2回注射法を用いるのが標準的な治療法だった.本書の著者はその時代に市民病院の糖尿病内科医長として,ミックス製剤2回注射法の限界に気づき,2型糖尿病患者の外来でのインスリン強化療法導入を率先して進めて,それを日本中に普及させている.すなわち,外来インスリン療法に関するわが国の第一人者として,糖尿病治療の進歩に大きく貢献されてこられたエキスパートである.
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