連載 イメージで捉える呼吸器疾患
第22回 インフルエンザ後の二次感染「インフルエンザ後に熱と咳が続いています」
皿谷 健
1
1杏林大学呼吸器内科
pp.1141-1146
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_1141
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典型的な診療イメージ
Check! こんな患者さんがやってきました
・40歳男性.
・パッと見たところ,とてもつらそうな印象.
・8日前に咽頭痛,鼻汁,38℃台の発熱が出現し,近医でインフルエンザA型と診断された.
・oseltamivir(タミフル)の内服後48時間以内に解熱したが,4日前から湿性咳嗽および吸気時の左側胸部痛が出現し,38℃台の発熱も再燃した.
・3日前から右側胸部痛も出現し,増悪したため紹介受診した.
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