連載 イメージで捉える呼吸器疾患
第7回 がん性リンパ管症「数週間前からの息切れ」
皿谷 健
1
1杏林大学呼吸器内科
pp.1199-1203
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_1199
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典型的な診療イメージ
Check! こんな患者さんがやってきました
・生来健康な60歳女性.主婦である.週6km程度ランニングの習慣がある.
・パッと見たところ,中肉中背であり,やや呼吸が速いが重症感はない印象.
・来院1ヵ月前より労作性呼吸困難,咳嗽を自覚.2週間前からランニングができなくなった.さらに呼吸困難が増悪し,階段昇降時も息切れを認め,来院した.
・咳嗽も喀痰もわずかである.
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