連載 ドクターGとドクターS ~「Generalist⇄Specialist」連携のポイント~
ケース ⑤ 慢性腎臓病
内田 治仁
1
1岡山大学学術研究院医歯薬学域CKD・CVD地域連携包括医療学
pp.1255-1259
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_1255
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今回のポイント
かかりつけ医の役割 Generalist
✓慢性腎臓病(CKD)の早期発見のために,定期的な血液検査と尿検査を行う.
✓CKD重症化を予防したり遅らせたり,場合によっては改善することが期待できるため,早期から積極的治療介入を行う.
✓減塩,減量,運動,禁煙など生活習慣の適切な管理と指導を行うとともに,腎機能に配慮した薬剤処方や注射投与などの加療を主として行う.
専門医との連携 Specialist
✓専門医への紹介基準に合致した場合や,基準に合致していなくても治療方針に少しでも迷った場合は,連携先の専門医へ紹介する.
✓栄養指導,療養指導,服薬指導,あるいは腎代替療法の詳細な情報提供などがクリニックでできない場合は,専門医療機関へ紹介する.
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