連載 呼吸器内科×○○科で語る! Comorbidity患者さんの診かた
第9回 婦人科の手術前に無治療の喘息が発見された患者さん
仁多 寅彦
1
,
長坂 安子
2
1聖路加国際病院呼吸器内科
2聖路加国際病院麻酔科
pp.539-541
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_539
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今回の患者さんは,チョコレート囊胞の手術目的に婦人科のクリニックから当院婦人科に紹介受診となった20歳代の女性です.当院でも婦人科的な精査が行われ手術適応と判断されたため,術前に麻酔科外来を受診した際に,問診で月に数回明け方に呼吸困難があることがわかり,胸部の聴診で喘息が疑われました.本人に詳しくお話を伺ったところ,4年前に喘息といわれたことはあるが現在は無治療であることが判明し,麻酔科外来から呼吸器内科に紹介受診となりました.
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