足関節・足部疾患の最新治療
総論 治療 関節鏡視下手術 足底鏡ポータル safe zoneの解剖学的検討
前田 真吾
1
,
平野 貴章
,
秋山 唯
,
三井 寛之
,
仁木 久照
1聖マリアンナ医科大学 整形外科
キーワード:
足
,
局所解剖学
,
関節鏡法
,
脛骨神経
,
死体
,
内視鏡法
,
足の筋
,
外側足底神経
,
足底腱膜
,
長足指屈筋
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Arthroscopy
,
Cadaver
,
Endoscopy
,
Foot
,
Tibial Nerve
,
Muscle, Skeletal
pp.18-21
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2016297862
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系統解剖用死体23体34足の足底を解剖学的に観察し、足底ポータルのsafe zoneについて検討した。その結果、足底中央やや内側にsafe zoneが存在し、このsafe zoneには安全に足底中央ポータル(PCP)が作製可能と考えられた。今回の検討より、PCPから足底の長趾屈筋腱、長母趾屈筋腱、長腓骨筋腱にアプローチすれば、従来の足底鏡の鏡視範囲や処置範囲が広がり、足底の腱障害、足部の変性疾患、腱移植術に対する鏡視下手術に発展しうることが考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2016