発行日 2012年11月20日
Published Date 2012/11/20
DOI https://doi.org/10.15106/J03022.2013058947
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セデーション(鎮静)を余儀なくされた過活動型せん妄がみられる終末期癌患者(60歳台・男性)の家族(妻)の「夫と話をしたい」という思いを尊重し、セデーションを間欠的なものとした事例について報告した。覚醒中の患者は、医療者からみると一見不穏な状態であったが、妻はその行動の中に患者らしさを見出すことができており、患者との時間を共有し、悔いのない終末期を過ごすことができたと考えた。
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