発行日 2001年1月20日
Published Date 2001/1/20
DOI https://doi.org/10.15106/J03022.2001152485
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食道癌の発生には飲酒,喫煙や辛い食事,熱い食事などが関係がある.食道癌ではリンパ節転移の頻度が他の消化器癌よりも高率で,早い段階から頸部や腹部へのリンパ節転移が認められる.したがって,食道癌根治手術には頸部・胸部・腹部の3領域リンパ節の郭清が必要である.術後は肺合併症の危険性が高く,術後2~3日ごろに肺水腫準備状態となるため厳重な呼吸循環管理が必要である.退院指導では食事の食べ方の指導や誤嚥性肺炎に対する注意が重要である
©Nankodo Co., Ltd., 2001