認知症1,000万人時代を目前に控えて-最新の診断,マネジメント,そして分子標的治療へ 認知症診療の最前線
終末期医療 認知症患者のよりよい最期を迎えるために
都甲 崇
1
1いなほクリニック
キーワード:
意思決定
,
経腸栄養
,
認知症
,
ターミナルケア
,
輸液療法
,
末期患者
Keyword:
Decision Making
,
Dementia
,
Enteral Nutrition
,
Terminal Care
,
Terminally Ill
pp.217-220
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017338854
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終末期医療の目的は,生命維持によって本人のよい人生が当面続くことと,本人が残された時間をできるだけ快適に過ごせることである.終末期の医療やケアについての意思決定に際しては,厚生労働省や日本老年医学会のガイドラインに準拠して,その行為が何を目指すのか,何が本人にとっての最善かを本人や家族と医療ケアチームが話し合い,決定をすることが重要である.本人にとっての最善を探るために,本人や家族と医療ケアチームが話し合うプロセスこそが,本人や家族にとっての重要な支えとなり,質の高い支援とよりよい成果につながるだろう.
©Nankodo Co., Ltd., 2017