肺高血圧症-初期診断・治療・管理のすべて 診断の進め方と重症度評価
実臨床における早期診断と肺高血圧症分類の鑑別の進め方 専門医への紹介のタイミングとは
佐藤 徹
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1杏林大学医学部附属病院 循環器内科
キーワード:
胸部X線診断
,
心エコー図
,
心臓疾患
,
鑑別診断
,
心電図
,
肺高血圧症
,
肺疾患
,
肺循環
,
肺動脈圧
,
病歴聴取
,
放射性核種イメージング
,
紹介と相談
,
早期診断
Keyword:
Echocardiography
,
Diagnosis, Differential
,
Electrocardiography
,
Heart Diseases
,
Hypertension, Pulmonary
,
Medical History Taking
,
Lung Diseases
,
Pulmonary Circulation
,
Radionuclide Imaging
,
Referral and Consultation
,
Radiography, Thoracic
,
Early Diagnosis
pp.375-381
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016187511
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肺高血圧症の早期診断とは,「肺動脈圧が肺高血圧症とされる段階に入ったらとにかく確実に診断する」ことである.そのためには,問診により症状を十分に確認して肺高血圧症を鑑別診断として必ずあげ,可能性があったら引き続き診断を進めていくことである.なかには,症状の自覚がなく,スクリーニング検査でみつかることもある.肺高血圧症の診断は心エコーにより行う.肺高血圧と診断されたら,肺高血圧症の原因疾患を鑑別していく.
©Nankodo Co., Ltd., 2016