発行日 2015年11月1日
Published Date 2015/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016024570
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自己免疫性胃炎(AIG)はビタミンB12(VB12)の吸収障害をきたすため、VB12欠乏による悪性貧血や神経症状を伴うことも稀ではない。VB12欠乏による重篤な神経障害の代表的なものとして亜急性連合性脊髄変性症(SCD)が知られているが、実際にはAIGからSCDを発症した報告は少ない。今回著者等は、偏食によるVB12摂取不足が重なってSCDを発症したと思われる症例を経験したので、文献的考察を加えて報告した。
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