アフェレシス療法-新たな100年に向けて
アフェレシス療法の歴史
松尾 秀徳
1
1国立病院機構長崎川棚医療センター 神経内科・臨床研究部
キーワード:
医学史
,
血液成分除去法
,
血液透析
,
血漿交換
,
白血球分離
,
腎機能障害
,
血液透析膜
,
中空糸膜
Keyword:
Blood Component Removal
,
History of Medicine
,
Renal Dialysis
,
Leukapheresis
,
Plasma Exchange
,
Renal Insufficiency
pp.5-8
発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015260335
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アフェレシス療法の起源は瀉血(悪い血液を取り除く)に遡る.輸血,腎不全の治療の技術的進歩とともにアフェレシス療法が派生してきた.クローズド・システムの遠心分離装置の開発が血漿交換の普及につながり,中空糸膜の発明が新しい血漿分離の道を開いた.血液の各成分を分離する技術の探求から,病因物質をより選択的に除去する技術の開発へ進展していった.
©Nankodo Co., Ltd., 2015