消化器がん診療の最前線 適切な診療を行うためのエッセンス よりよい診療を行うために
放射線療法(照射,IVR)
野村 基雄
1
1愛知県がんセンター中央病院 薬物療法部
キーワード:
インターベンショナルラジオグラフィー
,
気管食道瘻
,
骨腫瘍
,
腫瘍
,
消化器腫瘍
,
食道腫瘍
,
脳腫瘍
,
放射線療法
,
流血中腫瘍細胞
,
陽子線治療
,
経皮経食道胃管挿入術
Keyword:
Brain Neoplasms
,
Bone Neoplasms
,
Digestive System Neoplasms
,
Esophageal Neoplasms
,
Neoplastic Cells, Circulating
,
Neoplasms
,
Tracheoesophageal Fistula
,
Radiotherapy
,
Radiography, Interventional
,
Proton Therapy
pp.623-627
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015009005
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放射線療法は,手術療法や薬物療法に並ぶがん治療の中心を構成する3本柱の一つである.放射線療法は,根治療法にも緩和療法にも用いられ,目的に応じて総線量や治療期間および適応が異なる.放射線療法の適応を十分に理解し,最適なタイミングで患者さんに提供することが肝要である.interventional radiology(IVR)はCTや超音波などの画像誘導下に行われる処置であり,全身麻酔を前提に行われる外科的治療に比べ低侵襲である.日本国内9ヶ所に設置され,今後新たに数ヶ所で施設が建設あるいは計画されている陽子線治療について,通常の放射線療法との違いを簡潔に記載する.
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