最後までよい人生を支えるには 多死時代の終末期医療 終末期の意思決定を支えるには それぞれの立場から
看護師の立場から 「物語られるいのち」の尊重
石垣 靖子
1
1北海道医療大学 大学院
キーワード:
意思決定
,
看護職-患者関係
,
生活の質
,
医療従事者-家族関係
,
ターミナルケア
,
看護職の役割
Keyword:
Decision Making
,
Nurse-Patient Relations
,
Professional-Family Relations
,
Quality of Life
,
Terminal Care
,
Nurse's Role
pp.1353-1356
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014056523
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生命の二重性の意味:本人の最善を生物学的(biological)な状態だけで判断することはできない.人生という物語(biographical)を核として考えることである.共同行為としての医療:医療者の物語(治療の筋書き)と患者の物語(固有のかけがえのない人生)について両者が対話を重ね,両者で創り上げていく医療である.終末期医療の直面する課題:終末期患者の輸液,鎮静,人工呼吸器の装着・離脱,胃瘻造設などの判断は,個々の患者の個別の状況を尊重し多職種で判断することである.
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