最後までよい人生を支えるには 多死時代の終末期医療 場として終末期を支えるには
高齢者施設
齋藤 豊和
1
,
菅井 博子
,
小野 大輔
1介護老人保健施設老健さがみ
キーワード:
看護師
,
特別養護老人ホーム
,
ターミナルケア
,
チーム医療
,
現職教育
,
診療ガイドライン
,
介護職
,
介護老人保健施設
Keyword:
Inservice Training
,
Nurses
,
Patient Care Team
,
Terminal Care
,
Practice Guidelines as Topic
pp.1336-1340
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014056520
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高齢者(65歳以上)の総人口に占める割合が25%となり,後期高齢者(75~84歳),超高齢者(85歳以上)と称されている人達は「住み慣れた自宅で人生の終幕を」との願望が強い.しかし少子化,核家族化の影響もあり独居率が高く,高齢者の終末期医療に対して,介護を誰に託するか,自分の人生の幕の閉じ方,在宅死が不可能な場合,医療施設,介護施設が終の棲家となるのか,などは喫緊の問題となっている.在宅療養が不可能な超高齢者は特別養護老人ホームで死を迎えることも少なくないが,そのような中,介護老人保健施設(老健)での看取りがクローズ・アップされている.超高齢者が平穏に高度を下げて軟着陸し,人生の幕を閉じる.そのような人生の終幕に老健が関与することは時代の必然性と思われる.
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