症候から学ぶ感染症診療と抗菌薬治療
《症候から迫る感染症診療》熱があるが原因がわからない 一見原因不明の発熱
倉井 華子
1
1静岡県立静岡がんセンター 感染症内科
キーワード:
鑑別診断
,
不明熱
,
医薬品適正使用
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Fever of Unknown Origin
pp.534-536
発行日 2012年10月1日
Published Date 2012/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012337953
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●発熱はもっともよくみられる主訴であり、原因は多岐にわたる。●一見原因不明にみえる場合の診断のポイントは2つある。(1)病歴や身体診察を丁寧に行い、小さな手がかりを見逃さないこと (2)安易に抗菌薬やステロイドを使用しないこと●本稿では古典的不明熱のみではなく、一見原因不明の発熱患者をどのように診療するかを、感染症内科の立場からまとめた。
©Nankodo Co., Ltd., 2012