変わりゆくパーキンソン病診療 早期診断から進行期患者の治療まで
パーキンソン病の音楽療法とその取り組み
服部 優子
1
1本町クリニック服部神経内科
キーワード:
音楽療法
,
家族
,
神経系疾患
,
集団精神療法
,
聴覚刺激
,
Parkinson病
,
治療成績
,
難病
Keyword:
Acoustic Stimulation
,
Catastrophic Illness
,
Family
,
Nervous System Diseases
,
Music Therapy
,
Parkinson Disease
,
Psychotherapy, Group
,
Treatment Outcome
pp.870-873
発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011189964
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●リズム刺激を用いた音楽療法は、パーキンソン病(PD)の歩行やうつに効果があり、神経学的音楽療法として米国を中心に体系化されてきている。●歌唱、ボイストレーニングは、肺活量や発声の改善と同時に感情面にも効果を示す。●歌唱やリズム刺激訓練を組み合わせた集団音楽療法は、運動症状だけではなく、非運動症状にも効果がある。●重症PD患者への訪問音楽療法は、多職種が一同に介する難病ケアとしての意味がある。●PDにおける音楽療法は薬物治療や外科治療と組み合わせることで、どの病期にも適応がある治療法として期待できる。
©Nankodo Co., Ltd., 2011