増加するアレルギー疾患 内科医にとっての最良のアプローチとは
増加しつつあるアレルギー病態への理解と対応 成人アナフィラキシーの現状と対応
福冨 友馬
1
1国立病院機構相模原病院 臨床研究センター
キーワード:
アナフィラキシー
,
患者管理
Keyword:
Anaphylaxis
,
Patient Care
pp.586-588
発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010137774
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アナフィラキシーの診断は、発症状況と症状に基づき、臨床的になされるものである。臨床的にアナフィラキシーと診断されたら、ただちに治療を開始する。アドレナリンの筋注が治療のファーストチョイスである。アドレナリンの投与の遅れがアナフィラキシーによる死亡と関係していると報告されている。アナフィラキシーの長期管理においては、その原因の特定がもっとも重要である。症状再燃のリスクが高い場合にはアドレナリン自己注射薬の携帯を指導する。
©Nankodo Co., Ltd., 2010