新時代の不整脈診療 突然死をいかにして防ぐか
突然死を防ぐ環境の整備 ここまできた! 内科医に要求されるACLSとは
立花 栄三
1
,
長尾 建
1川口市立医療センター 循環器科
キーワード:
心室細動
,
心電図
,
心停止
,
頻拍-心室性
,
突然死-心臓
,
二次救命処置
,
気道確保
Keyword:
Electrocardiography
,
Heart Arrest
,
Ventricular Fibrillation
,
Tachycardia, Ventricular
,
Death, Sudden, Cardiac
,
Advanced Cardiac Life Support
,
Airway Management
pp.540-545
発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008289966
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近年、日本内科学会の認定内科医や総合内科専門医の受験資格にACLSの受講が必須となり、ACLSの知識と実践が内科医として最低限求められるようになった。ACLSは高度な気道確保、静脈路確保、薬剤投与を含めた蘇生法であり、その知識と手技の習得には、日頃からの準備・訓練が要求される。ACLSがその効果を最大限発揮するためには、救命の連鎖の前段階である「迅速な通報、迅速なBLS、迅速な除細動(AED)」が、確実に行われていることが条件となる。
©Nankodo Co., Ltd., 2008