内科診療最前線2007 この1年の動向を踏まえて
内分泌疾患
橋本 浩三
1
,
岩崎 泰正
,
西山 充
,
高尾 俊弘
1高知大学 内分泌代謝・腎臓内科学
キーワード:
下垂体疾患
,
甲状腺疾患
,
副腎疾患
Keyword:
Adrenal Gland Diseases
,
Pituitary Diseases
,
Thyroid Diseases
pp.1023-1029
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007068430
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「pre(sub)-clinical Cushing病の診断と治療の手引き」が作成された。Cushing病の薬物療法として、ソマトスタチン受容体のタイプ5アゴニスト(SOM230,pasireotide)の有用性が報告された。本邦でも成人GH分泌不全症のGH治療が認可された。バセドウ病の治療ガイドラインや、放射性ヨード内用療法に関するガイドラインが作成された。潜在性甲状腺機能低下症における虚血性心疾患や脳血管疾患などの発症率、死亡率に関して検討が続いている。二次性甲状腺機能亢進症に対するCa受容体アゴニストの開発が進んだ。副腎偶発腫の平成11~15年度の全国調査の結果が報告された。
©Nankodo Co., Ltd., 2006