発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006078100
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アレルギー疾患の研究は,ゲノム遺伝学・免疫学・分子生物学などの面から,病因病態の解明と新たな治療法の開発など着実に進歩している.関節リウマチの病因に関しては,疾患感受性遺伝子の研究が進んでいる.治療面では新しい治療薬が発売されているが,生物学的製剤によるTNF阻害療法が主流になりつつある.膠原病に関しては,免疫担当細胞の異常な活性化における遺伝子変異の関与が明らかになった.治療面ではSLE対するrituximab,血管炎症候群に対する抗TNFα療法の有効性に期待がもたれている
©Nankodo Co., Ltd., 2005