発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006078095
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慢性腎臓病(CKD)とは,原因にかかわらず腎障害(腎臓の構造や機能の異常すなわち腎組織所見,検尿・生化学検査,画像所見の異常),またはGFRの低下が3ヵ月以上にわたって持続する状態である.腎疾患合併高血圧ではACE阻害薬やARBを第一選択として早期から使用し,尿蛋白減少と厳格な降圧による腎障害の進展防止,さらに心血管イベント予防や生命予後改善も視野に入れた長期的で慎重な管理が必要である.糖尿病性腎症に対するアンジオテンシン受容体拮抗薬の有用性について,微量アルブミン尿の出現抑制(BENEDICT試験),微量アルブミン尿から顕性蛋白尿への移行阻止(DETAIL試験)の2つの大規模介入試験が発表された
©Nankodo Co., Ltd., 2005