発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005004349
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
32歳女.四肢の脱力感が周期的に出現し,低K血症による四肢麻痺と診断された.経口K製剤の投与及び増量後も症状が改善しないため入院となった.生化学検査で低K血症と尿中K排泄過多を認め,内分泌検査と画像検査で左副腎腫瘍による原発性アルドステロン症と診断され,副腎腫瘍摘出術を施行した.術後は血漿アルドステロン濃度と血清K値は正常化し,血漿レニン活性も改善した.手術開始までの間の平均血圧は正常範囲であったが,術後は治療によりやや低下した
©Nankodo Co., Ltd., 2004