発行日 2002年1月1日
Published Date 2002/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2002126807
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35歳女.妊娠14週の検診で鉄欠乏症と診断され,鉄剤投与による加療を受けたが貧血は改善しなかった.出産後,芽球,白血球数の急激な増加を認め,骨髄像で多核の赤芽球,顆粒のない好中球を認め,2系統の異形成を認めた.2ヵ月後の骨髄像では,芽球の急激な増加を認めた.骨髄異形成症候群から移行した白血病と診断し,CAG療法にて完全寛解に到達した.さらに,多剤併用療法を含む地固め療法を施行した.その後,骨髄バンクのドナーと非血縁者間骨髄移植を施行し,移植後の経過は良好である
©Nankodo Co., Ltd., 2002