発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2001276143
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1型糖尿病患者を対象とした米国の大規模臨床試験DCCT,2型糖尿病患者を対象とした我が国の熊本スタディ及び英国のUKPDSによって明らかとなった,糖尿病診療における問題点を概説した.1型糖尿病患者では,強化インスリン療法による厳格な血糖コントロールが細小血管合併症の発症進展を抑制し,かつ患者のQOL及び医療経済的立場から考えても実現可能で有効な手法であることが示された.又,2型糖尿病の治療においても,厳格な血糖と血圧のコントロールが同様に有効な手法であることが示され,厳格な血清脂質のコントロールにおいてもエビデンスがみえはじめている
©Nankodo Co., Ltd., 2001