発行日 2001年3月1日
Published Date 2001/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2001172343
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症例は42歳の男性で,咽喉頭痛で目覚め,午前3時30分某院を受診し,当直医が診察した.嚥下痛は強いが口頭発赤は軽度で,肺雑音なし,体温37.3度,呼吸困難は軽度であった.喉頭は診察していない.抗生物質と鎮痛薬を処方した.午前4時45分,家人より痛みが強く内服できないとの訴えがあったが,当直看護婦が「薬を飲まないと治らない」と対応した.午前5時15分ほぼ窒息状態となって救急車で再来院した.蘇生術を行うも心停止となり午前6時15分死亡した
©Nankodo Co., Ltd., 2001