発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2013151504
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症例1:11歳男。誘引なく左踵部痛が出現し、軽度の腫脹・圧痛があった。左踵部MRIで踵骨、距骨、脛骨遠位、足根骨にT1強調像で低信号、T2強調像で等~高信号、脂肪抑制像で高信号を示すびまん性変化を認めた。なお、健側である右側にも同様の変化を認めた。運動制限と経過観察を行い、約1ヵ月後に症状は軽快し、MRI変化も改善・消失した。踵部痛は約2ヵ月後に完全消失した。症例2:11歳女。誘引なく左踵部痛が出現し、MRIで踵骨や距骨、脛骨遠位にT1強調像で低信号、T2強調像で等~やや高信号、脂肪抑制像で高信号のびまん性の輝度変化を認めた。経過観察を行い、約1ヵ月後(発症から5ヵ月後)に症状は消失し、MRI変化も改善・消失した。
©Nankodo Co., Ltd., 2013