発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006091356
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巻き爪患者10例15爪(平均年齢63.9歳)に対し,新しい爪形成術を行った.平均経過観察期間は6.1ヵ月であった.Oberst麻酔を行った後,プラスチックカッターを用いて爪を離断せずに深くスジを削って矯正する.最側縁部の爪下に小エレバ挿入を行って彎曲を近位まで減じ,爪の上にゼリー状シアノアクリレート瞬間接着剤と硬化液を塗って矯正を保持した.その結果,即,症状が消失し,矯正も良好で,疼痛の再発は認めなかった.この爪形成術は母趾以外の爪や深爪,強彎曲にも有効であった
©Nankodo Co., Ltd., 2005