発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005202438
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9歳以降にPerthes病を発症し,大腿骨頭前方回転骨切り術を行った男児14症例14関節を対象に,長期成績について検討を行った.平均発症年齢は10歳7ヵ月,手術時平均年齢は11歳9ヵ月,観察期間は平均12年である.その結果,modified Stulberg分類ではclass IIは3関節class IIIaは3関節,class IIIbは7関節,class IVは1関節であった.術前の亜脱臼の状態と残存骨端の状態は治療成績に有意に影響し,lateral pillarは予後そのものを反映していた.また,手術までの期間が長かった例は成績が低い傾向であることより,ハイリスク症例では頻繁な観察と早期の観血的治療が必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2005