発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005202435
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25歳男.四肢末梢の激痛を主訴とした.初診時は歩行可能で,血液検査,単純X線各所見にて明らかな異常を認めなかったため,非ステロイド性抗炎症薬を処方し帰宅させた.同日夜間に疼痛が悪化し,歩行困難をきたした.父親とともに救急へ来院したが,父親も軽度の同じ症状を有することが判明し,中毒症状を疑った.その後,詳細な問診より,毒キノコのドクササコによる食中毒と断定した.その後,症状は漸次軽快し,約1ヵ月で消失した
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