胆道癌診療ガイドラインを学ぶ 最新のエビデンスとコンセンサス
胆道癌の疫学 特にリスクファクターについて
石原 慎
1
,
宮川 秀一
,
堀口 明彦
1藤田保健衛生大学 胆・膵外科
キーワード:
危険因子
,
腺腫
,
総胆管腫瘍
,
胆管炎-硬化性
,
胆膵管膨大部
,
胆道腫瘍
,
胆嚢腫瘍
,
診療ガイドライン
,
膵胆管合流異常
,
胆嚢結石症
,
胆嚢腺筋腫症
,
陶器様胆嚢
Keyword:
Adenoma
,
Biliary Tract Neoplasms
,
Common Bile Duct Neoplasms
,
Gallbladder Neoplasms
,
Risk Factors
,
Ampulla of Vater
,
Cholangitis, Sclerosing
,
Practice Guidelines as Topic
,
Cholecystolithiasis
pp.7-10
発行日 2009年1月1日
Published Date 2009/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009071795
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胆道癌診療ガイドラインに記載された胆管癌、胆嚢癌、十二指腸乳頭部癌のリスクファクターにつき述べる。胆管癌のリスクファクターは、胆管拡張を伴う膵・胆管合流異常と原発性硬化性胆管炎である。胆嚢癌のリスクファクターは膵・胆管合流異常である。胆嚢ポリープでは、大きさが10mm以上や、増大傾向を認めるもの、大きさにかかわらず広基性病変では胆嚢癌の頻度が高い。十二指腸乳頭部癌は、リスクファクターの報告はない。
©Nankodo Co., Ltd., 2009