ここが知りたい!
画像診断2021年1月号特集「関節の解剖を再考する ─正常& 疾患Case Review─」
福庭 栄治
1
,
山森 瑛子
2
,
常陸 真
2
,
大木 望
3
1えだクリニック整形外科・リハビリテーション科/PICTORUいずも画像診断室
2東北大学病院放射線診断科
3長崎大学大学院医歯薬学総合研究科放射線診断治療学
pp.754-757
発行日 2021年5月25日
Published Date 2021/5/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002340
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Q1 半月板断裂・損傷について,T2*強調像やプロトン密度強調像では関節面への到達を伴わない信号上昇を若年者においてもしばしばみかけるのですが,これはすべて変性と判断してよいのでしょうか?この判断基準などがあれば教えてください.
Q2 頻度は高くないですが,蹠側板(plantar plate)損傷やスプリング靱帯損傷という診断目的のMRIが依頼されることがあります.読影やMRI撮像におけるポイントがあれば教えてください.
Q3 股関節唇に異常所見がある場合,変性なのか損傷なのか診断に迷うことがあります.特に,MR関節造影ではなく,単純MRIにおいて股関節唇損傷の診断を求められる場合が多いです.3DにしてもGRE系とFSE系がありますし,2Dにしても脂肪抑制プロトン密度強調像,T2強調像,と様々なシーケンスがあると思いますが,実際にどのMRシーケンスが最も有用でしょうか?
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