特集 産科領域のCT,MRI update
序説
藤井 進也
1
1鳥取大学医学部画像診断治療学分野
pp.665-665
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001150
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日常診療において産婦人科CTやMRIの読影機会は比較的多い.婦人科画像診断に関する総説もそれなりにあるし,読者の先生もこれに自信を持っておられる先生はそれなりに多いのではないだろうか.一方,産科の画像診断に関してはどうであろうか.私は産婦人科画像診断が専門であるが,産科領域になると少し苦手意識がある.もちろん,産婦人科画像診断を専門としているので,依頼内容からやや複雑な読影が予想されるような症例でも果敢に挑むのであるが,そもそもなぜ撮影されたのか? 子宮の大きさは正常範囲か? にはじまり,依頼コメントに書かれているような病名や病態に馴染みがなく,悪戦苦闘することも稀ではない.また,超音波に関する教科書や文献しかないということもある.このような時に手元にあるような本があればと思い,本特集を企画するに至った.
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