特集 「医用テレメータの電波管理実践ガイド」の活用と電波不感エリア対策
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川邉 学
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1埼玉医科大学 保健医療学部 臨床工学科
pp.68-71
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000002313
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医療機関では多様な医療機器が稼働しており,近年は無線機能を有した機器も増加しつつある.加えて,院内では医用テレメータや無線LAN機器,Bluetooth機器,携帯電話端末などの多種多様な無線端末が混在し,電波環境は年々複雑化している.さらに,通信機器や電子機器などから発生する間欠的な不要電波が医療機器の動作に干渉するリスクも存在する.このような干渉や通信品質の低下は,電子カルテと連携する無線機能付き医療機器や医用テレメータの無線通信に不具合を引き起こし,場合によっては重大な医療事故や診療の遅延につながりかねない.各種の電磁両立性(EMC)に関する規格に準じた安全確保だけでは,運用環境下での変動や突発的干渉の把握は困難であり,継続的な「電波環境モニタリング」の重要性が高まっている.

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