特集 改正される病院電気設備の安全基準JIS T 1022
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川邉 学
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1埼玉医科大学 保健医療学部 臨床工学科
pp.53-58
発行日 2023年12月25日
Published Date 2023/12/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000001720
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臨床工学技士養成校における病院電気設備に関する学修は,医療安全管理学(臨床工学技士学校養成所指定規則の一部改正により「医用安全管理学」から名称変更)という科目の一部で行われる.この学修は,医用電気機器を使用するために必須な電源の確保,患者や操作者の感電防止など,機器の確実な動作と電気安全という点から重要であり,特に医用電気機器を用いた業務を主とする我々臨床工学技士には必要不可欠な事項といえる.この科目で学生が身につける知識は,「電撃防止を目的とした医用接地方式(保護接地や等電位接地)」「各種配線方式の構造と特徴(接地配線方式や非接地配線方式)」「電力が途絶える原因とその対策(停電や配線用遮断器の動作など)」などがある.
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