特集 身につく! 検査値のチカラ 薬学管理・服薬指導・記録にどう活かす?
検査値,活かしてみました⑥ 血算
安福 平
1
1地方独立行政法人 岡山市立総合医療センター 岡山市立市民病院 薬剤部
pp.1578-1583
発行日 2023年8月5日
Published Date 2023/8/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2023090012
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Key Points
一般的な基準範囲
・赤血球数(RBC):男性4.35~5.55(106/μL),女性3.86~4.92(106/μL)
・ヘモグロビン(Hb):男性13.7~16.8(g/dL),女性11.6~14.8(g/dL)
・白血球数(WBC):3.3~8.6(103/μL)
・血小板数(Plt):158~348(103/μL)
異常値を示す主な原因
・赤血球数・ヘモグロビン減少:貧血の有無に関係
・好中球増加:細菌感染症など
・好酸球増加:寄生虫疾患やアレルギー性疾患など
・血小板増加:本態性血小板血症など
・血小板減少:特発性血小板減少性紫斑病など
気をつけたい薬剤
好中球減少を起こす薬剤は,解熱鎮痛薬(スルピリン,ジクロフェナク),抗精神病薬・抗うつ薬(クロルプロマジン,レボメプロマジン),抗甲状腺ホルモン薬(プロピルチオウラシル,チアマゾール)など
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