特集 心不全の緩和ケア チーム医療で求められる実践力を身につける
心不全緩和ケアにおける意思決定支援と倫理的葛藤
鳥崎 哲平
1
,
大森 崇史
,
柏木 秀行
1熊本大学病院 麻酔科
キーワード:
葛藤
,
意思決定
,
インフォームドコンセント
,
緩和ケア
,
心不全
,
医療従事者-患者関係
,
ターミナルケア
,
薬剤師
,
パターナリズム
,
アドバンスケア計画
,
専門職の役割
,
臨床倫理
,
価値観
,
共同意思決定
Keyword:
Conflict, Psychological
,
Informed Consent
,
Heart Failure
,
Pharmacists
,
Palliative Care
,
Decision Making, Shared
,
Decision Making
,
Terminal Care
,
Professional-Patient Relations
,
Professional Role
,
Ethics, Clinical
,
Paternalism
,
Advance Care Planning
pp.232-237
発行日 2021年2月5日
Published Date 2021/2/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021122643
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<Key Points>◎意思決定支援の前提として、患者本人の意思決定能力の適正な評価・支援が重要となる。◎意思決定の場面においては、患者と医療従事者それぞれがどのような役割を担うのが適切か、状況に応じて判断する。◎予後予測が困難な心不全においては、患者の価値観や認識を早期からくり返して確認・共有しておくことが望ましい。◎倫理的葛藤にまずは気づくこと、そして多職種でさまざまな視点から検討することが重要である。◎薬剤師の専門性を活かしつつ、他職種との協働を意識することで、薬剤師も意思決定支援に貢献できる。
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