第10回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【会長講演】
連携から生まれる腎不全看護の可能性―学会設立10周年を迎えて
大坪 みはる
1
1葉山ハートセンター
pp.4-7
発行日 2008年4月15日
Published Date 2008/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100328
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はじめに
私は,看護師になったその年に人工透析というそれまで見たことも聞いたこともなかったまったく未知の治療と出会い,自らの意思で透析看護を選択し,以後,現在に到るまで臨床において腎不全看護に携わっている.腎不全看護の歴史を知り,また学会活動を知る1人としての立場から,本学会活動の10年を検証し,また未来への期待を込めて第10回の大会長講演を「連携から生まれる腎不全看護の可能性」と題した.
まず,腎不全看護の変遷と背景として,わが国における腎不全看護がどのような時代背景のなかで構築されてきたのかを考え,次に学会設立10年目の到達点と課題を検証し,最後にこれからの腎不全看護について私の考えを述べたいと思う.
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