「陳旧例における機能改善の1例」を読んで

　ケーススタディの症例としてめずらしいケースではありませんが，このような症例を通して運動機能面への治療を整理していくことは大切なことです。それは，あいまいにしていた部分が見えてきたり，アプローチの偏よりに気づいたりするだけでなく，ADL動作や高次機能の問題へとり組む際の基盤となる部分だからです。

　紙面の都合で良かった点は省き，今後の課題ということで述べることにします。