学会印象記
リハビリテーション医療DX研究会 第1回学術集会
桑原 渉
1,2
1東京都立大学人間健康科学研究科理学療法科学域
2慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
pp.1135-1137
発行日 2023年10月10日
Published Date 2023/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202961
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2023年4月22〜23日に沖縄石垣市で開催された「リハビリテーション医療DX研究会 第1回学術集会」に,発表者および学術集会運営の立場で参加した観点から印象記を記述します.
リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション研究会は,リハビリテーション医療におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することに寄与し,学術および科学技術の振興により公衆衛生の向上,医療と産業の発展に寄与することを目的として,2022年2月に設立されました.筆者は幹事として,当研究会の立ち上げ時からかかわらせていただいており,本学術集会が理事会で承認されたスタート地点から裏方として見てきました.記念すべき第1回学術集会の大会長は,研究会初代会長,東京湾岸リハビリテーション病院院長の近藤国嗣先生であり,学術集会のテーマは「リハビリテーション医療DX宣言 青い海(Blue Ocean)から!」でした.大会長講演にて,「リハビリテーション医療におけるブルーオーシャン戦略とは,これまでに存在していない新しいリハビリテーション医療を創出することで患者に新たな利益を展開していく戦略」であることをご発言いただきました.この戦略はまさにDXの概念そのものであり,青い海(石垣島)からリハビリテーション医療の変革の旗揚げをしていただいたように筆者は感じました.
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