Japanese
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特集 脊椎脊髄疾患に対する分類・評価法
第3章 腰椎
JOABPEQ
Japanese Orthopaedic Association Back Pain Evaluation Questionnaire
牧野 紘士
1
,
川口 善治
1
Hiroto MAKINO
1
,
Yoshiharu KAWAGUCHI
1
1富山大学大学院医学薬学研究科整形外科学
1Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine, University of Toyama
キーワード:
JOABPEQ
,
腰痛
,
low back pain
,
健康関連QOL
,
health-related QOL
Keyword:
JOABPEQ
,
腰痛
,
low back pain
,
健康関連QOL
,
health-related QOL
pp.374-376
発行日 2020年4月25日
Published Date 2020/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201373
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はじめに
種々の慢性疾患をもつ患者において,健康関連quality of life(QOL)により障害の程度や治療効果を評価することの重要性は近年広く認識されている.腰痛に関しても,従来のJapanese Orthopaedic Association(JOA)scoreが治療者主体の評価であったのに対し,日本整形外科学会腰痛評価質問票(Japanese Orthopaedic Association Back Pain Evaluation Questionnaire:JOABPEQ)は,患者立脚,多面的評価,科学性の3つを基本方針として,2007年4月に公表された.これは25項目からなる自記式質問票であり,質問内容から疼痛関連障害(4項目),腰椎機能障害(6項目),歩行機能障害(5項目),社会生活障害(4項目),心理的障害(7項目)という5つのドメインに分けられている.各々のドメインごとに0〜100点の値をとり,点数が大きいほど良好な状態を示す評価法3〜6,13,14)である.
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