学会・研修会印象記
第9回 全国箱づくり法研修会/長野
永田 千尋
1
1鹿児島県立姶良病院
pp.453
発行日 2013年5月15日
Published Date 2013/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100121
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この研修会は,箱づくり法(Make-a-Box-Battery:MABOT)を開発した冨岡詔子氏(信州大学名誉教授)が主宰する信州精神科作業療法研究会(SPOT)の内部研究会である「箱づくり法研究会」が,毎年長野で開催するものである.参加のきっかけは,宮崎での第46回日本作業療法学会で,鑑定入院の方に行った箱づくり法についての発表を聴き,それを通した作業遂行の見方について関心を抱いたからである.
研修では,まず箱づくり法の概要講義と方法についての説明があり,その後研修生相互が面接者・被面接者のペアを組み,実際の箱づくり法を実施し,データを整理・考察し,レポートにまとめて発表するという一連の過程を実習する.各ペアには経験者が実習助手として同席し,スタッフも考察やレポート作成時の指導をしてくれるが,スタッフはすべてボランティアであり,宿泊費も自前と聞いている.
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