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編集後記
寺尾 泰久
pp.282
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426200399
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渡邊昌彦理事長より編集委員を仰せつかりました順天堂大学産婦人科の寺尾泰久です.このたび本誌編集委員に加えていただき,誠に光栄でありまた責任を感じております.
私と内視鏡のつながりは,順天堂大学産婦人科の恩師,故武内裕之先生から「腹腔鏡で子宮体癌の手術をしたいから,お前手伝え」と言われ,とりあえず日本内視鏡外科学会と日本産科婦人科内視鏡学会に入会したことから始まります.今でこそ腹腔鏡下子宮体癌手術は保険収載されましたが,その当時は婦人科癌に対して腹腔鏡で手術をするなんてありえないことでした.自施設で第1例目を行ったのは構想から4年,武内先生が亡くなられてから2年近く経ってからでした.それまでに議論を重ねたのが懐かしく思い出されます.私が本誌編集委員として働かせていただけるのも,この世界に導いてくださった武内裕之先生のおかげであり感謝申し上げたいと思います.
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