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◆Vol.20を迎えるに先立って,販売促進のためのパンフレットを作ろうということになり,メイン記事として,創刊時からのLiSAのコンセプトを編集委員に語っていただく座談会を行いました(お手元にない方は,お近くの医書専門店にお声掛けください)。20年という時間の積み重なりは,編集部の書棚に並べられる全バックナンバーからも感じられますが(そろそろ一杯なので,新しい書棚を買って欲しい),記事にはならない,当事者から当時の思いを聞ける貴重な機会でした。
編集にかかわる者として,一冊を出すまでにどんなプロセスが必要かは,具体的にイメージできますから,毎月毎月,徹底分析をし,症例検討をしてきたその地道さには,圧倒されます。当然その道のりには,山があり,谷があり,それを超えることでLiSAは成長し,また新たなチャレンジに向かう,という繰り返しだったのでしょう。だからこそ,その経験を共有した者同士にのみ許される特別な連帯感が生まれるのだ,と感じました。
◆ところで,年末年始はイベントの時期です。弊社の忘年会では「ボーリング大会」が企画されました。さらに,イベントを盛り上げるため,豪華(?)賞品がもらえる「優勝チーム予想大会」も併催されました。
私が最後にボーリングをしたのは,おそらくLiSAが創刊された20年くらい前。平均以下のスコアを繰り返し,センスがないことを思い知り,ボーリングから遠ざかって生きて20年が経過しました。しかし今回は,チーム戦ですし,勝負は何があるかわかりません。何よりも,(全員参加が原則だったので)どうせやるなら,優勝を目指して挑みたいと,私は自分のチームを優勝と予想しました。
結果は,20年前よりもひどいスコアで,チームも優勝にはほど遠いものでした。けれど,真剣にやっての結果ですので満足感はありました。もし,別のチームを優勝と予想していたら,勝利を目指す気持ちは弱まり,自分の一投はおざなりにしてしまったかもしれません。気持ちは点数に表れます。勝負ごとは,勝利を目指さないと,自分のベストの力を出すことはできないと思うのです。
◆Vol.20を迎えたLiSAがどんな「勝利」を目指すのか。冒頭のパンフレットで,「売上ランキング上位30」が掲載されているように,部数はわかりやすい指標です。もちろん,部数だけがLiSAの質を評価するものではありませんし,数に振り回されて迎合的になっては本末転倒です。ただ,これからの毎号で,過去のLiSAの部数を越えることを目指し,その結果として,より充実した内容のLiSAという勝利を目指したいと思う日々です。
と偉そうなことをいいながら,大変お恥ずかしいことに,パンフレット中に誤りがありました。titrationがtitlationに,LiSAの表記がLisaになっていた箇所がありました。お詫びして訂正いたします。まずは,誤字のないLiSAから実現しなければいけません。
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