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from LISA
pp.543
発行日 2008年5月1日
Published Date 2008/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100143
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- 文献概要
■2005年5月4日,それはちょうど「麻酔科医不足に外科医はどう対応するか?」と題された特別企画が行われた日本外科学会定期学術集会が開かれる前でした。「3か月間に,麻酔科医8人のうち3人が『不規則な勤務で身体的にきつい』などの理由で次々に辞め」手術を縮小また外科医麻酔により対処しなければならなくなった,という読売新聞の「麻酔医が足りない」の記事。以後,小児科医と麻酔科医不足が社会問題化され,いろいろ報道されました。
で今回は,「10人いた常勤麻酔医のうち5人が昨年末から先月までに相次いで退職し,1日の手術件数が2割減る異常事態になった」と毎日新聞。退職理由は,「待遇の良い民間病院や都立・県立病院への転籍だ。同病院の職員は国家公務員で,30代の中堅医師の場合,給与は年間700~800万円程度。一方,都立や県立病院は1000万円台,民間病院なら1000万円半ばから数千万円になるという」。
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