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from LISA
pp.329
発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100068
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■2月12日のYahoo!ニュース一覧に,「割りばし事故」の見出しを見たときには驚きました。「医師の過失認めず」という文字に,昨年末に終わりかけていた最高裁,いよいよ判決かと思ったのです。一審では,無罪とはいえ,医師の過失を認めていました。でも,見出しには「賠償棄却」の文字。よく読むと,刑事ではなく民事であることに気づき,さらに驚きました。最高裁のほうは,一度紛失したという脳の標本が都合よく出てきて,すったもんだしているとか。でも,大事なメモをポイッと捨てて後から苦労するという,大ボケをかます自分自身のことを考えると,数ある証拠物件だけに,一つや二つ行方知らずになることだって,あながちないとは言えない,なんて思ったりも…。
当日のTVでもこの判決は報道されました。NHK夜7時のニュースでは,事故のあらましを映像で紹介し,今回の判決,遺族のコメント,杏林大学のコメントを紹介しておりました。この日は,沖縄での米兵による暴行事件があっただけに,夜9時のニュースではふれられておりません。その代わり,「訴訟に怯える医師たち」と題する小特集がありました。テレビ朝日「報道ステーション」でもふれておらず,日本テレビ「NEWS ZERO」では最後のほうでちょこっと伝えるだけでした。
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