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研究報告
色刺激に於ける強度期間曲線
Intensity-duration-Curve
花岡 利昌
1
1奈良女子高等師範學校生物學教室
pp.42-43
発行日 1949年3月25日
Published Date 1949/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905445
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色覺に於て,色刺激の強度とその色を認知する.に必要な最小限の露出時間(閾値)との間にある關係が存在するであらうことは,刺激の一般的事實として豫想される.この關係を,種々の色量をもつた色紙を作り,これを適當な瞬間露出器を通して觀ることによつて調べてみた.
色紙は純白に近い(反射率85%)表面の緻密な濾紙を色素(染色用)を倍數稀釋した水溶液に浸して乾して作つた.その色量はPulfrich-photometerを用ひて測定し,その値が對數的に増加している7階程を採つて使用した。從つてこの色紙の色度は感覺的に等間隔である.第1表中色紙No.10はほゞ飽和に近い色度である.
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